マルチ・スズキ社の暴動

index1先日インドのマルチ・スズキ社で暴動がありました。

マルチ・スズキ社というと、日本でもおなじみのスズキ自動車のインド子会社です。

スズキ自動車はハンガリーやインドなどの新興国にいち早く目を付け進出し、現在の売り上げはインドから3割得ていると言う事です。

私もインドへいった事がありますが、それはもう日本の光景のようにスズキの車が走っている、という印象でした。

そのマルチ・スズキ社での暴動、最初は「従業員の賃上げ要求」かと単純に思いました。

「賃上げ要求」でこんな事が? と思われるかもしれませんが、意外と新興国ではこのような「強烈な賃上げ要求」というのは起こる可能性もあり、私もそれを想像していました。

しかし記事を良く見ていくと今回の暴動はインド特有の「差別制度」にあるようです。

インドでは廃止されているはずの「カースト制度」ですが、文化的にはまだ根付いている部分があります。

詳しい事は分かりませんが、今回の暴動の発端はこの廃止されたはずの「カースト制度」にあるようです。

そうなって来るとこの問題はインド特有の問題であり、なかなか他の国の人では理解できない部分もあります。

もちろんスズキ社は、インド進出のパイオニアのため、こう言ったインド特有の問題も把握しきっていたのでしょう

その把握しきっているインド文化の中での暴動。

旧カースト制度での中での問題となると、収束に向けては意外と難しいかじ取りになるのかもしれません。