中井前国家公安委員長の愚行

d8630f0b1いくつかのニュースでも報道されていますが、先日開催された「議会開設120年記念式典」において、来賓の秋篠宮ご夫妻が天皇・皇后両陛下のご入場まで起立されていた事に対して、前国家公安委員長の民主党・中井洽氏が「早く座れよ、こっちも座れないじゃないか」と不平を漏らしていたようです。

そんなバカな事があるのか?と懐疑的に報道を耳にしていたところ、本人より「早く座らないとだれも座れないよ」と副議長に言った、と話しています。

本当にびっくりしました。

本人は「秋篠宮ご夫妻に対して言ったわけではない、秋篠宮ご夫妻に言う訳がない」と言っているものの、本当に秋篠宮ご夫妻に対して発言していれば言語道断、いってないにしてもこのような厳粛な会に、国民を代表する国会議員が立った少しの我慢もできずに不平を洩らすこと自体、嘆かわしくおもいます。

これでは、まるで「我慢のできない子供の所業」ではありませんか?

このニュースで、少し思い出したことがあります。

2年くらい前ですか、某団体の一員として上海万博関連の事業で中国側に招待され上海に言った際の話です。

その訪問団には我々の他にも名前は言えませんが、愛知県の某県会議員と、某市の市会議員が同行していました。

上海側の事業説明及びディベートの最中、あろうことか私の後ろの席にいるその議員二人がぺちゃくちゃと話し始めました

通訳も交え、市民同士が真剣に上海万博の成功を願い、討論をしている最中に「何事か?」と思いましたが、後ろの席なのではっきり聞こえましたが「めんどくせ~な、はやく終われよ」など暴言をつぶやき、二人して文句を垂れ流しているではないですか。

最初、耳を疑いましたが、あまりにも長い暴言の連続。

先ほども言ったように、まるで小学生の所業です

見るに見かねて、私の隣の同行者が「静かにしなさい!!」と一喝し、それからは口を閉じましたが、どうでしょうか?

市民に一喝される議員ですよ?

考えられませんでした。

残念なことにその議員はいまだ県会議員であり市会議員であり、今日も税金を食み個人ブログでせつせつと政治を語っています。

「議員にもまじめな人間もいる、そういう人は一握りだ」やら言う人もいます。

警察官もよく言いますね、不祥事に対して「まじめな警察官はたくさんいる、そういった人間は一握りだ」と。

しかし忘れてはいけないのが「そういった一人の人間の愚行が組織全体のイメージを低下させていて、まじめにやっているものも同等に見られるのもしょうがない」という事です。

「まじめな人もいる、そういう人は一握りだ」という人は、あまりにも甘えた論議、「私が悪くなければ良いでしょ?」と言っているのと同じです。

ましてや国会議員、公務員などは国民の負託を受けて仕事をしている人間です。

相当な自制心がないと務まられませんし、その自信がなければその職業に就かなければ良いわけです。

悲しい現実ですが、今回の中井前国家公安委員長の所業はあまりにもひどいと思い、熱くなってしまいました。