勤労感謝の日がハッピーマンデーにならない訳

index本日、日本では11月23日を「勤労感謝の日」としていますが、この日はいわゆる「ハッピーマンデー制度」にあたりません。

これは「勤労感謝の日」がもともと「新嘗祭」として天皇陛下が国民を代表して、五穀豊穣を感謝する日であった名残であり、現在でもこの日に天皇陛下は「新嘗祭」を行っており、こんにち「勤労感謝の日」になったとしても、経緯を考えるとなかなか動かしがたい日です。

新嘗祭から勤労感謝の日への移行に関しては、太平洋戦争後、日本を占領したGHQが「天皇行事・国事行為と日本国民を切り離す」という目的で「勤労感謝の日」になった形であり、まだ65年ほど前の事です。

個人的には「この日はもともと新嘗祭であり、勤労感謝の日はGHQに押し付けられた日である!」と声高に言うつもりはなく、「1年の内に1日くらいは労働に感謝する日があっていい」と思っています。

さて、そして元々の新嘗祭11月23日が決定された所以ですが・・・

 

もともと新嘗祭は「旧暦11月の2回目の卯の日」に行われていたらしいのですが、旧暦から新暦に変わる際の「新暦11月の2回目の卯の日」が11月23日だっただけ、と言う話です。

ここについてはあまり深い意味はなさそうですね。