日本と中韓のまとまりの違い

images1お盆休みを利用した一時的な日本帰国から戻り、また通常の海外ビジネス生活が始まりました。

今回は中国を経由してバングラデシュに帰還しましたが、空港で映る中国のニュースで気になったものを取り上げます。

8月20日正午における中国中央電視台(国営全国放送)のトップニュースは、「日本における安倍首相の追悼式典での声明に対する村山富市元首相の苦言」でした。

先日より鳩山元首相が中国各所において、日本政府の公式見解とは異なる発言、行動を連発し危惧されていましたが、やはり元首相であろうとも一国を預かった者、今回の村山元首相の発言のように取り上げらる形も大きなものとなります。

日本は民主国家であり、発言に対して一定の自由が保障されていますが、これだけ国内意見がまとまらないのを見ると海外から見れば「いったいどちらなのかわからない」というのは確かにあるでしょう。

旧社会党出身の村山元首相、民主党出身の鳩山元首相は当然かもしれませんが、自民党内でも「河野談話」に見られる河野元自民党総裁、親中派で知られる加藤元自民党幹事長などの数々の発言は、自民党政権の公式見解とは異なっています

ここが「竹島問題」や「尖閣問題」に対しての日本全体での弱みなのかもしれません。

当局により情報統制、操作された「中国」

ある程度、発言は自由だがこと日本に対しては「新日的発言」がはばかられる風潮にある「韓国」

この2か国は「竹島問題」や「尖閣問題」に対してブレがありません。

というか、中国は「当局」によって、韓国は「世論」によってブレを許されません

日本は上記2か国に比べて「言論の自由」があるため、国内で様々な意見が飛び出し、どうしてもまとまりに欠けます。

先進国、文明国であるが故の苦しさかもしれません。

翻って同様の先進国アメリカなどは発言に自由度があるものの、ある場面では「自国愛」でまとまりを見せます

イラク戦争や湾岸戦争のように、開戦当初に大統領支持率を大きく上げる原因がこの「自国愛」でしょう。(戦争が長引けば、ベトナム戦争のように反戦に代わる場合ももちろんあります)

領土問題は「日本の国益の問題」です。

この部分は、日本全体にまとまりが欠けると、それがやがて弱みになり、敗北の憂き目を見る可能性も否定できないでしょう。

日本人はいったい何に対してまとまりを見せるのか?

元首相でさえ意見がまとまらない以上、まだまだ難しそうです。