牛丼戦争勃発

300px-gyudon_by_jetalone_in_higashi-ginza_tokyo牛丼戦争が勃発しています。

先日、牛丼チェーン店「吉野家」が牛丼並盛り380円→270円にするキャンペーンを発表したら、すぐさまライバル店「すき屋」が280円→250円に、「松屋」が320円→250円にするキャンペーンを打ってきました。

まさに牛丼戦争です。

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先日は短期決算が発表されましたが、ここでも「吉野家」が売り上げを伸ばせず、「すき屋」が逆に売り上げを伸ばしたようです。

私も牛丼チェーン店によく行くのですが、実は意外と牛丼を食べていない自分に気づいています。

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「吉野家」は牛丼に対してのこだわりがとても強いようで、何年か前のBSE問題の際にも、アメリカ産牛肉にこだわり打開策を見つけることができませんでした。

逆に「すき屋」「松屋」は牛丼以外のメニューを駆使し難局を乗り越えたイメージもあります。

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今回の吉野家の一人負け状態も、その「牛丼へのこだわり」が一つの足かせになっているのではないでしょうか?

牛丼にこだわるがあまり、別メニューのラインナップの少なさは明白です。

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また今回のキャンペーン期間を除けば、「吉野家」牛丼1杯380円と「すき屋」280円の100円の差は大きいです。

「すき屋」の戦略としては、牛丼並盛り280円という商品は、若干「捨てメニュー」であると考えています。

ここで儲けようとしていない、ライバル店に対抗するのみの商品であり、儲けは別メニューである。。。という事です。

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ここが「吉野家」のつらいところ。

看板メニューである限り、牛丼の質も落とせない、また別メニューが充実していないためこのメニューでの勝負を余儀なくされる。

なかなか難しいところです。

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これから先の戦略としては、他のチェーン店と同じように「別メニューを豊富にさせていく」という方法もありますが、他ライバル店の二番煎じ感覚は否めません。

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どういった戦略を打って出るのか、楽しみに見ています。