知らずに運び屋

index4運び屋」という言葉をご存じでしょうか?

それなりの報酬をもらって、特定の場所から特定の場所へものを運ぶ仕事です。

これはただの運送屋ではなく、その運ぶものが危険なもの、たとえば覚せい剤であれ拳銃であれ、もっているだけで罪に問われるものを運ぶときによく使われる言葉です。

そんなのは映画の中の話だ、と思ったら意外と身近にあります。

本日のニュースで「らずに運び屋。無罪判決」というニュースを見ました。

麻薬とはしらずに運び屋を行った人に「無罪判決が出た」という事です。

特に飛行機で出かけるときに、誰かに頼まれた荷物を自分のものとして登録、輸送してしまう事も多い、という事です。

かくゆう私も相当前ですが、某国から日本に帰るのに空港にて外国人から、「私は日本で留学しているものなんですが、自分の荷物がかなり超過料金を取られます。よろしければあなたの荷物として載せてもらえませんか? 」 泣きそうな目で懇願された思い出があります。

海外にて久しぶりに話しかけられる日本語。

ましてや日本への留学生なので、日本人としてもちからになってあげたい、日本人は親切だと思われたい

こういう単純な考えが頭をよぎりましたが、ふとこの「「運び屋」の話を思い出し、「ごめんなさい。僕の荷物もいっぱいなんです」と断ったことがあります。

もしかしたら本当にその子は留学生としてきちんとした子なのかもしれません。

また飛行機の超過料金というのは、発展途上国の国籍の人にも一律とても高い値段を設定されています。

かなり同情的になったのですが、今思えばここで断って正解だったかもしれません。

もちろん違法なものの可能性は低いと思いますが、やはり自分の荷物は自らパッキングしたものでないと安心できません。

今回のニュースでは一応「無罪判決」が出たようですが、なるべくならそういう話には避けたほうが良いと思われます。