韓国の新大統領にパク・クネ女史選出

2007_park_guen_hyeお隣、韓国では新大統領にパク・チョンヒ元大統領の娘であり与党セヌリ党のパク・クネ女史が選出されました。

これで今年2012年の日本に深く関係のある国々の顔ぶれが出そろったという訳です。

フランスではオランド大統領

ロシアではプーチン大統領

アメリカではオバマ大統領

中国では習近平次期国家主席

韓国ではパク・クネ次期大統領

そして日本では安倍次期総理です。

これほどまでに大国と言われる国々の看板が一気に入れ替わる年も珍しく、新旧入り乱れての新時代に突入という所です。

毎年サミットが開かれますが、その写真撮影にも暗黙の了解があるのをご存知でしょうか?

今はだいぶ薄れてきましたが未だに名残はあります。

サミット議長国である、ホスト国はもちろん真ん中

その近くから「職務経験年数の長い順」に並ぶのと共に、「国家元首か、そうでないか」という部分でも関連してきています。

というと、大統領や国家主席は中心に近く、首相などは隅に並ぶわけですね。

さらに1年ごとの変更を見せた日本の総理などはなかなか真ん中近くに並べない訳です。

近年では5年間総理を務めた小泉総理が年々真ん中に動いて行った例もあります。

韓国のパク次期大統領は「国家元首」であります。

さて日本の国家元首は?

というと日本国憲法に規定されていませんが、他国の扱いを考えると「天皇陛下」を国家元首として迎える国が多いように思えます。

日本国憲法内では「日本の象徴」といううたい文句ですが、これは日本的なかなりあいまいな言い方。

「Symbol of Japan」ではなかなか理解にしにくいという事で、他国は天皇陛下を国家元首並みの扱いにするのでしょう。

今回のパク次期大統領も国家元首であり、韓国には別に「首相職」もあります。

厳密に言えば、日本の首相も同格同格に近いですが、中国や韓国、ロシアなど「大統領」と「首相」を併設している国は「大統領が外交であり国家の顔」「首相が内政」という担当に分けられる事が多いです。

日本やイギリスの場合の首相は内政と共に「外交」と「軍事」も手中にしますので、すこし権力の範囲は広いように思えます。

さてこれで2012年の政治の顔も決まり、年末までラストスパートです。

我々、経済界もラストスパートです。