なじみのない狂犬病

0206_rabies_394x379台湾にて50数年ぶりに「狂犬病」が発見されたという事です。

名前だけが有名で、日本ではもうすでにあまり知られなくなった狂犬病。

実は世界ではまだまだその恐怖が残っています

駐在しているバングラデシュはもちろん、インドなどはとても怖い病気として知られています。

なんといっても放置後の致死率100%

このような後進国で犬や猫などに噛まれたらただちにワクチン治療を施さないと死んでしまうという非常に怖い病気です。

日本ではすでに淘汰されているという事ですが、時間と余裕さえあればだれでも海外に行けてしまう現代社会

基礎知識なく、可愛いからと言って犬に触る、また街灯のない夜道で犬のしっぽを踏んでしまうなどのことで犬に噛まれたら本当に大変です。

さらに犬だけではありません。

有名なところで行ったら、蝙蝠のフンなどを吸い込むことで感染もありうるという事です。

冒険心旺盛でジャングルの洞窟の中に入った、そこで知らず知らずに蝙蝠のフンを吸い込むと、これも非常に危険な行為です。

衛生的には非常に高い日本

そこに長く住んでしまうと、ついつい海外での日常を日本のそれとあてはめて考えてしまう場合があります。

現在、にほんでは狂犬病への危険性はありませんが、海外では違う。

台湾でもこのような事が起きたという事は、日本で絶対に起きないとも限りません。

自己管理をしっかりして、リスクは回避しないといけませんね。

アメリカ財務長官とサイン

images3アメリカの財務長官、日本でいう財務大臣なんですが、その任期中の仕事の中に「アメリカドル紙幣にはその時在任中の財務長官のサインが入る」というものがあります。

もしアメリカドルを持っている方がいらしたら、その下の方にサインが見られるはずです。

これは財務長官のサインというわけです。

先日まで勤めていたガイトナー財務長官もいくつかの紙幣にはサインが入っているはずです。

さて、現財務長官のジェイコブ・ルー氏

かなりの悪筆家で有名です。

上に二つのサインがあります。

その上がジェイコブ・ルー財務長官のサイン。

グルグル書いているだけで、どこがジェイコブで、どこがルーなのかもわかりません。

冗談ですが、オバマ大統領が彼の悪筆を知ったとき、「財務長官を罷免しよかと考えた」と話し、笑いを誘いました。

もちろんオバマ大統領のアドバイスもあってか、そのルー財務長官、どうやらサインを変えたようです

それがグルグルの下のもの。

だいぶ文字的に恰好がついたんではないでしょうか?

アメリカはサイン社会

様々な場所でサインをする機会がありますが、こういったところにもそれぞれの性格がでますので、面白いですね。

海の日と祝日の制定

800px-island_nations1

日本は「海の日」です。

実は「海の日」は個人的にあまりなじみがありません。

どうも新しい祝日すぎて、あまりにイメージが湧かないからです。

しかし海洋国家たる日本は海を大切にしてきたのも確かです。

このように世界唯一の「海の恩恵に感謝する」という伝統は、新しくても作ったほうが良いのかもしれません。

日本の祝日にはいくつか由来があるものがあります。

学校ではなかなか教えられないのですが、日本独自の「神道」を由来にしたものも多いです。

天皇というのは神道の最高祭司者である事を考えれば、実に15日中8日が「神道由来」の祝日になります。

「元日」「建国記念日」「春分の日」「昭和の日」「秋分の日」「文化の日」「勤労感謝の日」「天皇誕生日」

分かりやすく書くと

「元日」「建国記念日」「春季皇霊祭」「昭和天皇誕生日」「秋季皇霊祭」「明治天皇誕生日」「新嘗祭」「今上天皇誕生日」という事になります。

一応、学校でも習った気はするのですが、たとえば「春分の日」は「日照時間と夜の時間が同じで~」、やら勤労感謝の日は「普段の仕事している人に感謝して~」などと聞いてもあまりピンと来なかったのですが、最近では調べようと思えばパッと調べられる。

そうしてわかる「祝日の起源」です。

「日照時間と夜の時間が同じで~」

などと聞いても、ではなぜ文化の日(自由と平和を愛し、文化をすすめる日)は11月3日なの

勤労感謝の日(勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日)は11月23日なの

と聞かれては説明がつきません。

なんで日本の教育はこのように教えてきたのでしょうか?

大人になってからわかる様々な事柄。

祝日も様々な意味の上で成り立っているものと噛みしめながら過ごすとまた一つ感慨深さがますものですね。

飛行機の安全神話

images1先週末に、韓国のアシアナ航空が、アメリカのサンフランシスコ国際空港で着陸に失敗炎上し、2名死亡、180人近くが負傷する大事故がありました。

今回は2名亡くなってしまったものの、180人以上がなんとか命を取り留めたようです。

実際の飛行機事故の原因究明は、これからだと思いますが、これからのためにもしっかりと事故原因の究明をしてもらいたいと思います。

さて、ひとたび飛行機事故が起こるとこのような大惨事になりますのでどうしても「飛行機=怖い」という印象を持たれがちです。

しかしこのような国際便の飛行機関わらず、世界ではたくさんの飛行機が毎日飛んでいます。

「飛行機=先進国」というイメージではなく、「後進国こそ陸上輸送に時間がかかるため、飛行機」というところもあります。

現在赴任中のアジア最貧国の一つと言われるバングラデシュでも、民間航空会社が2~3社毎日飛んでいます。

国土は北海道の2倍もいきません。

首都ダッカから第二の都市チッタゴンまで行くのに、列車だと7時間ほど。

飛行機だとわずか30分~45分程度の飛行時間です。

多忙なビジネスマンは、飛行機を使うのも分かりますね。

もっと顕著な例が、これもまたアジア最貧国のネパール

ほとんどが山岳地帯にあるネパールはバングラデシュ以上に陸上輸送に時間がかかるのかと思います。

飛行機会社が5社程度あり、まさに「国民の足」という意味合いで使われています。

一度首都カトマンズから、第二の都市ポカラまで飛行機に乗りましたが、バスなどで行くと7時間ほどの行程が、飛行機でわずか30分。

1社が1日につき3本ほど飛ばしている人気路線です。

飛行機内は両側1列席が15席ほど。

およそ30名程度の乗客に、一応の客室乗務員1人。

パイロット2名という形で乗り込みます。

30分ほどの飛行でポカラ到着。

そこからすぐ給油に入り、カトマンズに戻ります。

これを日に3往復。

という事は、どこかで遅延が起きたら、すべての行程が狂うわけです。

後進国での国内飛行はこのようなものが多く、時間通りに飛びたい場合は「第一便に乗れ」これが鉄則です。

飛行機事故は本当に怖いものですが、世界ではこのように何千もの飛行機が毎日飛行しています。

ぜひ事故のないように、安全飛行を心から願っています。

知らずに運び屋

index4運び屋」という言葉をご存じでしょうか?

それなりの報酬をもらって、特定の場所から特定の場所へものを運ぶ仕事です。

これはただの運送屋ではなく、その運ぶものが危険なもの、たとえば覚せい剤であれ拳銃であれ、もっているだけで罪に問われるものを運ぶときによく使われる言葉です。

そんなのは映画の中の話だ、と思ったら意外と身近にあります。

本日のニュースで「らずに運び屋。無罪判決」というニュースを見ました。

麻薬とはしらずに運び屋を行った人に「無罪判決が出た」という事です。

特に飛行機で出かけるときに、誰かに頼まれた荷物を自分のものとして登録、輸送してしまう事も多い、という事です。

かくゆう私も相当前ですが、某国から日本に帰るのに空港にて外国人から、「私は日本で留学しているものなんですが、自分の荷物がかなり超過料金を取られます。よろしければあなたの荷物として載せてもらえませんか? 」 泣きそうな目で懇願された思い出があります。

海外にて久しぶりに話しかけられる日本語。

ましてや日本への留学生なので、日本人としてもちからになってあげたい、日本人は親切だと思われたい

こういう単純な考えが頭をよぎりましたが、ふとこの「「運び屋」の話を思い出し、「ごめんなさい。僕の荷物もいっぱいなんです」と断ったことがあります。

もしかしたら本当にその子は留学生としてきちんとした子なのかもしれません。

また飛行機の超過料金というのは、発展途上国の国籍の人にも一律とても高い値段を設定されています。

かなり同情的になったのですが、今思えばここで断って正解だったかもしれません。

もちろん違法なものの可能性は低いと思いますが、やはり自分の荷物は自らパッキングしたものでないと安心できません。

今回のニュースでは一応「無罪判決」が出たようですが、なるべくならそういう話には避けたほうが良いと思われます。

富士登山の心得

index日本が誇る「富士山

今年、世界遺産にも登録され、本日の「山開き」から今年も多くの方々が登山を楽しまれると思われます。

富士山に登らない馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉がありますが、確かに富士山は日本最高峰だけあって、登山初心者にはなかなかきついものとなります。

時にサンダルや短パンで登られるかたも見受けられますが、いくら登山道が整備されているといって上に行けばいくほどかなりの急こう配。

両手も使わないと登れない登山となります。

実は頂上まで一度登ったのですが、私自身も富士登山を簡単に考えていて「スニーカー」に「Tシャツ」という軽装で挑み、ひどい目にあいました。

スニーカーでは足首の保護につながらず足首を痛め、Tシャツで登ったが故、かなりの紫外線によるひどい日焼けに数日悩まされることになります。

無知というのは怖いもので、なんとか山頂までたどり着きましたが、その登山の激しさを思い知らされました。

富士山というのは遠くから見ると優雅で美しいもの。

ただ、日本最高峰ですから登山にはしっかりした準備をしたほうが良いと思われます

本場シカゴのシカゴピザ

index1日本でピザを宅配で頼むと、かなり高額な値段がかかる印象があります。

ですので家族でピザを頼む、というときは何か特別な行事があった時、という印象はありませんか??

これは日本だけの減少らしく、ピザ自体はそこまで費用がかからないものの、宅配にかかる人件費が積算されると、どうしても費用が上がるようです。

逆に値段を安くすると、あまりにも注文が増えてしまい、今度は宅配業務に大きく影響する、との事です。

最近では「取りに来てくれたら半額」という店も出始めているようで、我が家の近くにも存在します。

サービスの方法をいろいろ変え、様々な試行錯誤で顧客の期待に応えるというのは良いことですね。

そこでピザですが、日本ではパン生地にピザの具が乗っているものがほとんどです。

もちろんこれは世界中どこでもそうなんですが、アメリカのシカゴの名物はこれとは大きくかけ離れたもの。

その名も「Deep dishes pizza(深皿ピザ)」と呼ばれるものが名物です。

写真のように、ふつうのピザのイメージを覆すような深い記事にたっぷりの具が入ったものがシカゴ名物として好まれています。

実はこのピザはシカゴ以外でもあまり見ないものです。

日本でも流行すればかなり受けると思いますが、チーズをかなり使うため日本ではなかなか費用が合いにくいみたいですね。

もったいないお化けが出てきそうな話

school_lunch兵庫県の公立保育所のいくつかで調理員が「もったいないから」という事で、余った給食を食べていた、という事が話題になっています。

「味見」や「検食」の為に食べることは認められているらしいですが、基本的にはたとえ給食は余ったとしても食べてはいけない、という事になっていたそうです。

内部告発によって判明したこの件は、聞き取り調査をすると、半数以上の公立保育所で行われていたとの事。

理由は「余ってしまうのがもったいないから」という事らしいです。

たしかに余るのはもったいない、捨てることはとてももったいないことだと思います。

日本のレストランでも多くの場合は「余った食材を持ち帰るのは認められない」という事が多いです。

その理由は「持ち帰った食材の衛生管理まで責任は持てないから」

たしかにその通りだと思います。

しかし海外では持ち帰ることはいがいと普通な行為です。

やはりこれは日本の潔癖すぎるほどの衛生観念からでしょう。

また違う見方を言えば、持ち帰ったあとに体調を崩されて訴えられたことを見越しての自己保身、というものであると思われます。

個人的には「余った食材を持ち帰ることは自己責任の範囲内では希望者が持ち帰っても良い」と思っています。

やはり食べ物を粗末にしてはいけないと思います。

日本の公的機関は、そういったところが潔癖症なのかもしれません。

ただし、今回の話で気になったところは、一部の保育所で「余ることが容易に想像できるから、子供たちへの配膳前に取り分けていた例もある」という事です。

これについては責められなければなりません。

私が「良いだろう」と思っているのは、あくまで子供たちが優先な配膳。

余るのが当たり前だとしても、子供たちに配膳前に大人が取り分けるのは、ちょっとまずい気がします。

どちらにしても「食材がもったいないので、持ち帰ることは迫られない」、ただし「自己責任」と「子供たちが満足して食事をした後」というのに限る、と思っています。

飛行機内での節度

indexアメリカでの話ですが、某高校の生徒の修学旅行、飛行機でニューヨークからアトランタへ行く便に搭乗したものの、高校生たちが乗務員の注意も聞かず、携帯の電源をオンにしたり、シートベルトを締めなかったりの迷惑行為を続け、結局グループ全員100名を超える生徒が飛行機から降ろされたそうです。

様々な異論もありますが、同乗した乗客によるとこの高校生たちの態度はとんでもなく悪かったとの事。

降ろされて当然だ、という声も大きかったとの事。

さてこのような場合、権限者は誰になるか、という事ですが「機長」になるそうです。

「機長」の役割としては、その飛行機を安全に航行するためにすべての責任を負うのが機長の役割

飛行機に搭乗した時点で、機長の権限が最も大きなものになるそうです。

今回の事件で100名を超す高校生すべてが迷惑行為を行ったという事は考えられませんが、少なくともほかの乗客がいる以上、機長の行為は責められないでしょう。

私も飛行機をよく利用しますが、お国柄によって乗客の質も変わります

某国の飛行機の乗客などは着陸後、我先に機外に出ようとして喧嘩になったりします。

そこまで急がなくても、どうせ荷物のピックアップで時間がかかるのに・・・と思いながら見ているのですが。

飛行機というのは密室であり、逃げ場のないもの。

やはり行動には節度を持って、迷惑のかからないように行いたいものです。

ハンバーガー発祥の地のハンバーガー

images2マクドナルドが、今までで最も高い価格帯のハンバーガー「520~570円(地域による値段差あり)」を打ち出したそうです。

かつてもっとも安い時に、ハンバーガーは「100円」でした。

もちろん内容は違えど、なんとその時の5倍の値段

個人的には「マクドナルド」や「ユニクロ」は「安い、安い」というイメージ戦略を植え付けておいてから、徐々に値段が高くなっており、ライバル店の値下げと共に最近はそこまで「安くて良い」というイメージも消えつつあります

さてその「520~570円(地域による値段差あり)」という価格帯のハンバーガー。

これなら払ってもよい、という店があります。

それがアメリカ、コネチカット州にある「ルイーズ・ランチ」のオリジナルハンバーガー

5ドル以上だったと思いますので、価格帯はほとんど一緒。

何の違いがあるか?

実はここのハンバーガーは諸説ある「ハンバーガー発祥の地」の一つなのです。

本当にシンプルな食パンに挟んだハンバーガー。

しかし写真を見て頂いてもわかるように、そこはアメリカ。

しっかりとしたお肉が自己主張をして本当に美味しそうです。

コネチカット州ニューヘイブンというと、ほとんど観光地もなく、なかなか日本人が訪れる機会のある場所ではありませんが、こういった「付加価値のあるハンバーガー」なら食べてみたいところでしょう。

ネット発言での自己責任

facebook_twitter_logo最近は一般の方だけでなく、政治家や芸能人など普段マスコミを通してしか意見が聞かれない人たちのFacebookTwitterでの直接の意見投げかけが進んでいます。

橋本大阪市長の発言しかり。

先日のニュースでは安倍首相が、飯島総理補佐官による訪朝を非難した、元外務官僚「田中均氏」への苦言を申しています。

最近では「ネット選挙」というものも話に聞かれ、だんだんと「ネットなしでは・・」という状況が増えてきました。

個人的には、特に政治家や有名人など既存マスコミのフィルターでしか意見を聞けない人たちの声が、直接聞くことができるのはとても良いことだと思います。

また発言者にとっても、余計な編集や、情報操作から逃れる策としては最も良い手段なのかもしれません。

橋下市長などもっともよい例です。

この市長などは、たいがいマスコミに叩かれますので、マスコミの情報操作が著しいため本人の意見が聞ける、この情報発信元の存在は重要になってきます。

ただ、本音が出やすいため、発信者はよほど注意した言動を取らなければ逆効果もあります。

どちらかの市議だったかと思いますが、自分のブログ内で「通っていた病院で番号で呼ばれたことに立腹して、支払いをせずに帰った」というのを堂々と自ら書いてしまっています。

病院も最近では個人情報保護の意味を込めて「名前ではなく番号で」という形に変わってきているらしいですが、この市議は「支払いをせずに帰った」ことを堂々と自ら書いているわけです。

予想通りネットでは取り上げられ非難を受けています。

このように自ら情報を発信するという事は、それと共に自己責任というものもついてきます。

なんでもそうですが、結局のところ責任は自分に降りかかってくるのが世の常。

注意しながらも、責任ある行動を伴っていきたいものです。

AKBの楽曲における作詞家の意味

images現在、バングラデシュに駐在中の為、詳細は分かりませんが日本ではまた「AKBの総選挙」のことでニュースが持ち切りなのでしょうか??

まったく関心がない上に、日本のテレビを見ていないため詳細が分かりませんが、ヤフーニュースによると、その瞬間最高視聴率は32%を超えたとの事。

何時間の番組だったのでしょうか?

ここまでくれば、本当に国民的グループではあるかと思います。

しかしその投票権の購入にはCD1枚買わないといけない、それを大量購入する人たちもいると聞いています。

またCDが売れれば、年間のCD歴代売上ランキングもAKBが軒並み塗り替えているという話を聞いています。

純粋な音楽ファンであれば、若干苦々しいランキングでもあり、このような販売方法が成立するのであれば、「CD販売数=楽曲の良さ」という方程式がまったくずれたものとなり、意味がなくなってしまっています。

音楽を聴きたいためのCD購入ではなく、その「おまけ」を期待したものであり、CD自体が付属品のような感覚です。

商売が成り立てばすべて良し」という考えはとても残念な考えだと思います。

しかし、まだ対してお金の使い道がわからないような年齢の人まで、周りの空気に押されて「大量買い」をしているという話も聞きます。

AKBの楽曲の作詞は、プロデューサーの秋元康氏と聞いています。

もちろんCDが売れれば売れるだけ「作詞印税」も潤沢に入るのでしょう。

しかしこのように大量購入の上で売れたCDの歌詞を、しっかり聞いてもらえているのでしょうか?

そこに作詞家のプライドというものは存在しうるのでしょうか?

極端に言えば「あいうえおーーーかきくけこー」とふざけた歌詞をつけただけでも、「投票権」や「握手券」さえつけばそれなりに売れてしまうという事です。

もし心を込めて作った歌詞であればあるほど、表現者としては「聞いてもらいたい」という気持ちが大きいはず。

しかし、現在のような販売方式を仕掛けるのも秋元康氏を含めた方たち。

そう考えると自分の歌詞にあまりプライドはないように思われます。

そこがAKBファンでない方の共感をつかめない理由なのかもしれません。

オリンピック種目の最終候補選考

12291628オリンピックの正式種目が削られる、という事で存続が危ぶまれていたレスリングが一応の最終候補に残ったそうです。

レスリングのほかに「野球・ソフトボール」、「スカッシュ」が残ったそうなんですが、「野球・ソフトボール」にも思い入れがある日本人にとっては反応の難しい最終審査になりそうです。

競技人口では、この3種目ではどのような分布なのでしょうか?

スカッシュは日本ではあまりメジャーではないですが、このように最終候補に残ったという事は、相応の理由があるという事。

というと、この3候補はほぼ横並びのはずです。

本当ならぜひ3種目とも、という気持ちはありつつも、際限なく種目を広げるのもよろしくないという考えもよく分かります。

オリンピックというとは4年に1回、世界各国が一堂に集まって行うからこそプレミア感があり、それに向けた悲喜こもごもがあるのも確かです。

オリンピック開催地に一喜一憂

選手選考に一喜一憂

成績に一喜一憂

今回の種目削減の話もおなじような一喜一憂の中に入ります。

勝者がいれば敗者も現れる。

ただしぜひ試合と同じように「敗者復活」の制度、「再チャレンジの機会」があれば、本来ならうれしいのですが。

すべてがすべて思い通りになるわけではないのが、またオリンピックの魅力の一つに自然になっているのかもしれません。

80歳にしてエベレスト登頂

yuichiro-miura80歳の三浦雄一郎さんがエベレストの登頂に成功し、ヘリで下山されたそうです。

厳格な登山家の方は「下山まで含めての登頂」という事を言われますが、80歳という高齢を考えると十分な快挙になるのではないでしょうか?

登山に関してはルールがありません。

その変わり、登山家には「暗黙のルール」というものが存在しています。

たとえば登山の方法で「極地法」と「アルパインスタイル」というものがあります

「極地法」というと、大規模な「登山隊」が結成され、ベースキャンプから順番にキャンプを立ち上げていき、最終的に少人数で登頂を目指すというもの。

どちらかというとチームで登るスタイルで、登山家の安全性を考えとられる手法です。

最近注目されているのは、ベースキャンプからチームを組まず一気に登ってしまう「アルパインスタイル」

これはもちろん「休みなしで登る」という事ではなく、休みはいれますが「自らの力のみを頼る」という方法です。

もちろんサポートチームからの援助はなし。

かつて登山した登山者の残したロープなども使わない。

など細かく言うと厳格なルールがあるそうです。

しかしそれもこれも「ルールブック」などが存在するものではありません

自らに課したルールであるという事です。

自らの限界に挑戦した、という誇りなのでしょう。

アルパインスタイルのほうが極地法より優れている、という事ではありません。

人それぞれに登山のスタイルがあるからです。

ただし登山家の中には、「固定ロープを使った」や、「シェルパの助けを借りた」にも関わらず「自分はアルパインスタイルで登山した」という虚偽の報告は嫌われます

もともと酸素ボンベを使わなくてもよい標高の山なのに、「酸素ボンベを使わなくて登りました」と喧伝するなどです。

今回の三浦さんの快挙は「下山にヘリコプターを使ったら登山ではない」という人もいるようですが、80歳という高齢でエベレストの頂上に立つという事だけでも相当な快挙だと思います。

80歳になっても自分の体と体調管理を律したすばらしい快挙だと思います。

素晴らしい精神力に、感服いたしました。