ラウンドアバウトの有効性

pk2013020502100197_size0長野県飯田市で「ラウンドアバウト」の社会実験が行われているようです。

「ラウンドアバウト」、英語で書くと「round about」なんですが、実は日本になかったという事を知りませんでした。

今回は既存の信号機を取り外しての社会実験のようです。

実験をする事は非常に良い事だと思います。

その中で、最も安全で経済性の高い方法があれば採用すべきだと思います。

実はこのラウンドアバウトの優位性と言うのを知りませんでしたが、今回報道される中で様々な優位性を教わりました。

  • 信号機を使わない事による、省エネ。
  • さらに災害時における信号機なしでの安全な交通。

です。

2番目の「災害時」の話は十分納得しました。

確かに今回の東日本大震災の際の各地の停電では、かなりの交通麻痺を起しましたが、このような「信号なし」の交差点は警察の出動などはいらなく、その分警察官を他の場所に回せます。

実際の効能はしらずに利用していたので、実際しっかり考えると「良く考えられているなぁ」と思いました。

さらに写真でもあるように「5差路」の交差点などはかなり優位なんでしょう。

慣れている方はともかく、初めて訪れる人にとって「5差路信号」というのは、一体どこがどこ向きの信号なのか良く分からなく戸惑う場合があります。

ラウンドアバウトに関しては、とりあえず回る路線に入っていけば、十分余裕をもって進出路に向かえます。

今まで何度か「ラウンドアバウト」は利用してきましたが、このような優位性は、腰を落ち着けて考えないと思いつきませんでした。

日本では、まだ慣れるまで「右折」してしまう方も出てくるかもしれませんが、これが定着したらもしかしたら大きな成果かもしれません。

しかもほとんど費用をかけずに。

ラウンドアバウト、こういう事が「人類の知恵」のたまものなのかもしれません。