報道の自由は

なぜか写真のアップロードに問題があり、写真の掲載ができませんでしたが・・・。

中国・広州の有力紙「南方都市報」がアジア・パラリンピックの記事を1面に大きく載せる際、写真の中に「空席のいす」と「」の絵を取り入れ、これが先日ノーベル平和賞を受賞した「劉暁波氏」への祝賀の意味合いを暗に込めたんでは?とネットユーザーによって言われているようです。

「空席のいす」は先日のノーベル平和賞でも話題になり、本人はもとより、家族も出席できずにいた「劉暁波氏」を意味します。

「鶴」は中国語で「賀」と全く同じ発音で、字の通り「祝賀」を意味します。

なかなか意味深いですが、私の個人的な感想は「メッセージを込めた」んだと思います。

中国の報道媒体で有名なものは新聞で言うと「人民日報」

これは中国の政権与党である共産党の機関紙であるため、党に不都合な記事は載せません。

そして通信社である「新華社通信

これは中国政府である国務院の直属の通信社であるので、これも不都合なものは載せません。

・・・と言うと、中国国内では政権批判する通信媒体はほぼゼロだと思われます。

中国ではケーブルテレビによって、世界各国のテレビも視聴できますが(もちろん日本のNHKも)、先日のノーベル平和賞の受賞報道についても、その報道が始まると急に画面が暗転する、という状況です。

その為に、まったくのライブ放送では流せなく、若干のタイムラグのある放送なのは知られています。

情報は、その国の「統制の柱」と言われ、どの国でも情報統制は自国の有利になるように働きかけるモノですが、自国政権批判を含めた自由な放送が可能な国は「先進国」と言われる一握りの国家でしょう。

自由に報道し、判断は受け手に任せることが本当は一番いいのは明らかなのですが・・・・。

(写真がアップロードできないのは、某国当局の仕業かと思いましたが、このブログにそれだけの監視はないと思われるため、ただのシステムの不具合ですのであしからず・・・)