衆議院選挙における比例代表制とドント式

久々の投稿になります。

バタバタしていたので億劫になり、なかなかブログに手が回りませんでした。

さて、現在日本では「衆議院選挙」の真っ最中です。

今回からは18歳以上の国民も選挙権が与えられます。

個人的には、高齢化社会のなかで高齢有権者の増大の中、若い世代の声も発揮されてよい事と思います。

さて日本の衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」というものをとります。

これを分かりやすくまとめましょう。

まず「小選挙区」での選挙です。

現在、日本では「小選挙区289区」があります。

この選挙区から「最多得票者1人だけ」が選ばれるものです。

結果289人が選ばれるわけですね。

これは分かりやすいですね。

 

ではもう一つの「比例代表制

これがなかなか分かりづらいと思われますが、個人的にはこちらの方が重要視しています。

日本全国を11のブロックに分け、あらかじめ各政党から提出された「比例代表名簿」に従って、得票の多い「政党」から順に名簿上位者が当選する、という制度です。

さらにその選別は「ドント式」という計算式によって行われます。

 

なぜ私が「小選挙区」より「比例代表」を重視しているかというと、これこそ「民主主義」の結果が反映されると思っているからです。

以前、ある選挙の後ツイッターでこういう呟きがありました。

「大政党の候補者が10万票得票で比例代表当選、小政党の候補者が17万票で落選、これが民主主義なのか? 比例代表は『大政党優位』にできている!!」

という17万票を得た小政党候補者のサポーターの怒りの呟きでした。

これは、個人的に言うと「全く選挙と、制度が分かっていない」という残念な呟きでした。

日本には多くの政党がありますが、すべての選挙区に候補を擁立できる政党はほとんどありません。

なぜなら候補者擁立の手間もお金もかかるから。

皆さんの選挙区では、すべての政党が候補者を立てていますでしょうか?

そうではありませんね。

もうお判りでしょうが、この「小選挙区制」こそが、「大政党有利」な制度です。

地元の立候補者以外の選択肢がありません。

小選挙区で落選した議員への投票は、「極端にいうと、すべて死票」です。

その時の投票がまったく国政に反映しません(厳密に言うと『惜敗率』での比例当選復活というのもありますが、ここは小選挙区制の話なので)

 

そこを補うのが「政党に投票する比例代表制」です。

地元の選挙区に候補者を出していない政党(出すことができない小政党)に対しても投票でき、票が積みあがった順に当選しますので、「死票」が出ないです。

あなたの投票が、「票が積みあがる原石」になります。

小政党では、小選挙区制だけでは正直な話「淘汰」されてしまう可能性が高く、ゆくゆくは「政党消滅」になりかねません。

しかしこの「比例代表制」によって、少数意見も取り上げられる「民意を反映した結果」が出ます。

少数意見による小政党の存在も「民意」であるわけです。

さて話が長くなりましたが、比例代表制をさらに分かりづらくしている「名簿」と「ドント式」の謎。

まず「衆議院議院選挙」だけの話をしますと、厳密にいうと「拘束名簿式比例代表選挙」になります。

予め、各政党から「比例代表名簿」というものが提出され、政党への投票結果により順に投票になります。

この「名簿の順位」ですが、各政党によって決められます。

  • 絶対落としたくない候補者
  • 政党に貢献している候補者(選挙中、自分の選挙を差し置いて応援周りをしている候補者など)

が上位に載ることが多いようです。

また「比例代表の一位が複数人」という場合、意味が分かりませんが、これこそ上記に上げた「惜敗率(小選挙区当選者に対して落選したものの、当選者の得た票数に対して、自身が何パーセントを取ったか)」が反映されて、高い人が当選します。

そして比例代表制で議席を公平配分するための「ドント式」

これがなかなか良く考えられた数学式です。

分かりやすく言うと下記のとおりです。

  • 各党の得票数を,1,2,3,…nで割り,割った数の多い順で当選者を決めていく。
  • 例えば「定数6」、「A党200票」「B党100票」「C党55票」という選挙結果になったとします。

    その場合、まず「A党180票」「B党100票」「C党55票」を「1」で割ります。
    すると「①A党180」「②B党100」「③C党55」になります。

    次に「A党180票」「B党100票」「C党55票」を「2」で割ります。
    すると「④A党90」「⑤B党50」「⑥C党27.5」になります。

    次に「A党180票」「B党100票」「C党55票」を「3」で割ります。
    すると「⑦A党60」「⑧B党33.3…」「⑨C党18.3…」になります。

    ここで①~⑨の「各整数で割った数」を確認ください。
    上位6つは順に①180(A党)、②100(B党)、③90(A党)、⑦60(A党)、③55(C党)、⑤50(B党)
    となります。
    結果、この選挙ではA党3名、B党2名、C党1名が当選するわけです。

この計算式は、「得票数の多い政党にも少ない政党にも、比較的公平に議席が割り当てられる」として、活用されています。

こういった背景を考えながら、しっかり検討し「投票権を有効に」使ってほしいですね。

 

アメリカ大統領より強い!? 日本の総理大臣

アメリカのトランプ大統領が就任後、「大統領令」を連発しています。

「イスラム教国からの来訪者の制限」や「メキシコとの壁」「日本・韓国などの米軍駐留経費増額要請」など選挙中には様々な公約を掲げてきましたが、評論家の想像以上に「有言実行」となっている様子です。

しかしアメリカのメディアも、現在「反トランプ」になっているので、報道される情報が「トランプ大統領の本当の意図」を的確に表しているものではない可能性、という事も頭に入れておかなくてはいけません。

さて、そのトランプ大統領の「大統領令」を見て分かるように、「合衆国元首」であり「行政執行最高責任者」であるのがアメリカの大統領の発言はとても大きいものであります。

他の共和国では「元首である大統領」「行政執行責任者である首相」など分かれている事も多いですが、アメリカ大統領はその二つを兼務しています。

強大な権力のように見えます

その点、日本の首相は「行政(政府)の代表」であり、「三権分立の中の一機関の長」であり、同列であるところに「衆参議院議長」「最高裁判所長官」をもって「三権の長」としています。

現在、日本では「元首」というのを明確にしていませんが、外交使節団の信任状は「天皇」に奉呈され、「国賓」として迎えられるのは「天皇」であり、諸外国は「天皇=日本国元首」という扱いをしているのが現実です。

よく「天皇制廃止」という言葉がでる時がありますが、この「三権の長」という部分が引っかかるところであり、「総理大臣が決して三権の最高位」ではなく、「天皇廃止した場合、誰が元首になるのか?」が議論になるところであり、「天皇制廃止論」はなかなか先に進まないでしょう。

そうなればなるほど、「アメリカ大統領の権力>日本国総理大臣の権力」のように見えます

しかし実際のところは真逆

アメリカ大統領の権力<日本国総理大臣の権力」なのが現実なのです。

アメリカは「三権分立」が明確に規定されており、トランプ大統領の「大統領令」に関して「連邦最高裁判所が違憲判断」を出したり、「連邦議会が反対する法律を作ったりすること」で対抗することがあります。

もちろんアメリカ大統領は「一般教書演説」などでアメリカ議会を訪れ、「今年はこんな計画でいくから、それに呼応した法律を作ってほしい」という「呼びかけ」はできますが、強制はできません

大統領 VS 連邦議会」という構図はいつも起こっています。

 

一見、大統領より権力が弱そうな「総理大臣」

サミットなど各国首脳が集まる写真撮影では「元首」が中心にくる慣例があり、いつも「はじっこに追いやられる」という印象があります。

しかし忘れていけないのは「総理大臣は議会が選出する」という事実です。

という事は「三権」のうちの「行政と立法」が実は日本では「一体」なのです。

日本では過去に例外もありましたが、そのほとんどは「最大与党の長」が総理大臣に選出されてきました。

そうなると、それこそ思う存分に権力をふるうことができるのが「日本国総理大臣」です。

なんといっても「反対勢力」がありません

もちろん民主主義である以上「少数野党の声」というのは聞かなければなりません。

しかし現実的には「法案を通す事」はアメリカ大統領より容易なのが「日本国総理大臣」です。

また「総理大臣」というポストはまた巧妙なところで、「日本国行政府の長」でありますが、政府の方針は「全会一致の閣議」を経ないといけません

「閣議決定」とは「全ての国務大臣の賛成署名」がないと決定できません

「総理大臣はその一つのポスト」なだけですが、ここでも忘れてはいけない「全ての国務大臣は総理大臣より指名される」という事です。

自分を指名してくれた首相に反対するわけにはいかず、閣議決定に反したい国務大臣は「自ずと国務大臣辞任」という道を取らざるを得ません

こう見てもわかるように、「日本国総理大臣」というのは、表面上は決して強いポストには見えませんが、実質上は「アメリカ大統領より強い」というのが本当です。

 

歴代徳川将軍の歴史を調べています。

 

 

最近、昔に比べ「歴史」に興味が出て、様々な事柄を調べています。

まず手始めに「江戸将軍家」からです。

やはり江戸幕府で有名なのが

  • 開祖 初代:家康
  • 鎖国や参勤交代 三代:家光
  • 生類憐みの令 五代:綱吉
  • 暴れん坊将軍 八代:吉宗
  • 最後の将軍 十五代:慶喜

全15人いる将軍の中で、この5人あたりを押さえておけば、受験関係では問題ないと思いますが、気になるのは上記5人以外の将軍。

調べるとなかなか個性のある顔ぶれです。

  • 二代 秀忠 26歳から将軍を務め、戦国武将らしくそれなりに筋骨隆々だったらしい。
  • 四代 家綱 家光の長男。わずか10歳で将軍宣下。温厚な人物だが身体が弱かったようでわずか40歳で早世。
    世継ぎに恵まれず、将軍職は弟の綱吉へ。
  • 六代 家宣 先代・綱吉も世継ぎが居なかったために、綱吉の弟の子(いわゆる甥っ子)。しかし綱吉との仲は良かったとはいいがたい。
  • 七代 家継 先代・家宣も子宝に恵まれず、わずか4歳で将軍宣下。8歳で早世。現代の9~10歳の平均身長である135cmほどの身長があったと言われ、「巨人症」との説もある。
  • 九代 家重 吉宗の長男。脳性麻痺だったとも言われるが、徳川将軍随一の美男子とも言われる。
  • 十代 家治 父・家重が言語不明瞭などあったことと幼少の聡明さから祖父・吉宗から一身の期待を受けて育てられたが、将軍宣下以降は将棋などの趣味に没頭。跡継ぎに長男「家基」がいたが、将軍就任前に死去。次代・家斉の父・徳川治斉(一橋家)が息子を将軍職に就けるために「家基」を毒殺したという説も。
  • 十一代 家斉 14歳で将軍宣下。徳川将軍のみならず歴代征夷大将軍最長の50年の治世。16人の妻妾、53人の子は歴代最多。将軍として栄華を極める。
  • 十二代 家慶 父・家斉が権力を保持していた為、44歳にてようやく将軍宣下。ペリーが浦賀に来航したのは家慶死去の数か月前。
  • 十三代 家定 生来病弱で一説には「脳性麻痺」だった可能性も。天璋院篤姫は3人目の正室。跡継ぎはなく、後継問題が発生。
  • 十四代 家茂 12歳で将軍宣下。幕末の時代に振り回された不運の将軍。大の甘党だったらしく残存する31本の歯の内30本が虫歯との説も。20歳で早世。正室・和宮の墓改装時に墓の中から1枚の写真が発見され、写真の残っていない家茂の写真家と推測されたが、湿板写真だったため、発見の翌日に検証しようとしたところ、日光のためか画像は失われてしまった。発掘した歴史学者によると写真の男性は「長袴の直垂に烏帽子をかぶった若い男性」で「豊頬でまだ童顔を残していた」との事。

とりあえず、あまり歴史の表舞台に立たない「徳川歴代将軍」の簡略なプロフィールを記載しました。

これを見ると側室制度はあれど、かなりお世継ぎに関して苦労していたようです。

側室制度のない現代の皇室で、同様に「お世継ぎ問題」が発生しているのも、よっぽど当然な事だと思われます。

 

2代・秀忠以降、将軍家に誕生し将軍を見こされる世継ぎは慣例的に「家」という一字を賜るようです。

将軍の実子ではなく、他家から養子で将軍家に来た場合も、将軍になる前に「家」を付けた名前に「改名」されるようです。

名前に「家」が付かない5代・綱吉、8代・吉宗、15代・慶喜が、「予定外に将軍宣下された」という事が分かります。

 

徳川家康誕生の地、愛知県岡崎市の徳川家菩提寺「大樹寺」には、歴代将軍全員の位牌があり、それぞれ将軍の臨終時の身長と同じという説があるようです。

15代慶喜に限り、「将軍を離れた後も存命だったこと」「将軍を離れた後も、自らを赦免し爵位まで与えた明治天皇に対する恩義から神式にて葬儀が行われたこと」を鑑みて「位牌」がないとの事です。

昭和33年ごろに、歴代徳川家墓所にあたる増上寺で、墓所の改装があった際、埋葬された歴代将軍の骨が発掘され、その骨の様子から各将軍の様子が「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」という本にまとめられているそうです。

その本によると2代・秀忠の頃は戦国武将らしく骨格や筋肉が発達していたものの、6代・家宣以降は骨格も貧弱になり初め、12代・家慶や14代・家茂に至っては顔が面長になっており、上流階級としてほとんど咀嚼しなくてもよい柔らかい食事をとっていたらしく、公家のような骨格だったようです。

歴史というのは、「見えない未来」と違って様々な文献や物証が残っており、研究が進むにつれより明確に見えてきます。

徳川家の歴史だけでこれだけ面白いのですから、様々な歴史を調べるのに夢中になってしまいます。

 

引退後のアメリカ大統領

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2017年1月12日

アメリカ現地時間1月20日に、いよいよドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領の座に就きます。

大統領就任式は慣例的に、アメリカ連邦議会で行われ、1日のうちに「大統領および副大統領就任式」「演説」「ホワイトハウスまでのパレード」「晩さん会」などの日程で行われます。

就任式では、正午12時に「大統領宣誓」が行われるように時間調整され、副大統領就任式は大統領就任式の前に行い祝砲も挙げられますが、厳格に言うと、この12時の大統領祝砲と共に副大統領も権限移譲になります。

 

さて知られていない事ですが、この就任式で権限移譲した元大統領

これからどのようになるかというのですが、これもある程度慣例で決まっています。

まず元大統領であっても、存命中は「大統領(Mr.President)」と尊称、生涯「大統領」として接遇されます。

ですので、トランプ大統領が誕生したとしても、アメリカ大統領はカーター、ブッシュ父、クリントン、ブッシュ子、オバマと6人存在することになります

また元大統領は、国家特別公務員として国から年間約20万ドルの年金と医療保険、公務出張費、個人事務所が提供されます。

そして具体的にどういった仕事をするのか?

クリントン元大統領のように、講演に精を出し奥様の選挙資金を捻出している人もいますが、だいたいが「自伝」そして「大統領図書館の建設および管理」になります。

「自伝」は文字通り、自身の大統領就任以来の「裏話」も多く、大概ベストセラーになります。

ブッシュ前大統領の時は「9.11テロからイラク戦争」に向けていろいろなことが目白押しでしたので、読みごたえはありました。

クリントン元大統領は、やはり「モニカ・ルインスキー事件」が本人から語られることもあり、やはりベスト・セラーです。

 

比較的事件などが多くなかったオバマ大統領の自伝ですが、やはりこのままいくとハイライトになるのは「オサマ・ビンラディン殺害作戦」だと思われ、それに次いで「キューバ国交回復、広島訪問」あたりかと思われます。

 

また日本人にはあまり知られていませんが、「自伝」以上に大きな事業となるのが「大統領図書館建設および管理」になります。

「大統領図書館」という名前ですが、現実には図書館というより「博物館」になっており、該当大統領の任期中の様々な資料が保管されています。

例えば、大統領執務室、いわゆるオーバルオフィスなどは現在ホワイトハウスの見学がアメリカ議員の紹介のみで訪れることができる中で、レプリカを見れるのはそれぞれの大統領図書館しかないと思われます。

オーバルオフィスは、その机から調度品、カーペットに至るまで大統領個々でデザインを決めており、それぞれの大統領図書館でそれを見るのも良いでしょう。

また場所ですが、大統領にゆかりのある場所が選ばれ、今回のオバマ大統領はシカゴに決定しています。

ハワイ州初の大統領の為、ハワイでの建設の可能性もありましたが、オバマ大統領の青春時代、またミッシェル夫人との出会いなど様々な思い出があるシカゴに決定したそうです。

大体の場合は、大統領が亡くなると「国葬」になり、その大統領図書館の敷地に埋葬されるのが常になります。

 

さて、もうひとつ元大統領の名誉に預かれるものとして、アメリカ軍の戦艦などに自分の名前が付くことも多いです。

これはアメリカ大統領が国の元首であるとともに、アメリカ軍最高司令官であることも由来しています。

よく「戦艦ロナルド・レーガン」や「ジョージ・ワシントン」などが有名ですね。

ジミーカーターも原子力潜水艦の名前になっています。

 

スキャンダルの多かった大統領は避けられる傾向もあり、まだ「クリントン」という名前は使われておりません。

おそらく平穏無事に任期を満了するオバマ大統領は、なにかしらの戦艦に「バラク・オバマ」とつくでしょう。

 

どちらにせよ、大統領は日本の総理大臣とは国の元首として就任するので格が違います。

 

その格に、今回ドナルド・トランプ氏がどのように振る舞うかも見ものですね。

トランプ氏勝利で、公約実現可能か?

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昨日、ご存知のようにアメリカ大統領選挙が行われ、大方の予想を覆し、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に選ばれました。

先日の「イギリスのEU離脱、いわゆるブレグジットの再来」のような「国民投票における番狂わせ」を見せた結果です。

正直な話、今回の選挙はアメリカ国民にとって苦渋の決断だったように思いますが、「トランプ氏の勝利は相手がヒラリー女史だったから」「有権者が外でははっきりと言えない、内に秘めた思いを体現した」という2点が大きいのかもしれません。

 

「暴言王」と呼ばれるトランプ氏ですが、今回の結果以前に「共和党内」での指名受諾にも見え隠れしましたが、結局有権者はトランプ氏の放つ暴言を「言いたいことを言ってくれた」ととらえている部分もあったのかもしれません。

「イスラム教徒入国禁止」「メキシコとの国境に壁を作る」など、外では「人種差別者だ」と言われそうなことをどんどん言っていますが、結局はアメリカ有権者の心のうちはそうだったのかもしれません。

「日本に対して米軍駐留費用を全て賄わす」「アジアには干渉しない」「アメリカは孤高になる」など、現在の軍事バランスを欠いたような発言に関しても、正直な話今のアメリカの状況を見れば当然です。

エネルギー問題も解決していますし、軍事的にも最強。

これ以上他国に干渉する意味もありません。

そういう「アメリカ人の心の内」をトランプは捉えたのかもしれません。

 

そしてもう一つの要因が相手であった「ヒラリー前国務長官」

本人は「敗戦の弁」で、「ガラスの天井は破れなかった」と、暗に「女性だから敗れた」事を示唆していましたが、間違いなく「ヒラリー女史個人への嫌悪」であり、女性である事は関係なかったのだと思います。

やはりヒラリー女史には根強い金権政治の裏が見え隠れしています。

そして、その高慢な印象も嫌悪感を見ている有権者も多いと思います。

「ヒラリーだから勝てなかった」と考えている有権者も多いように思います。

 

さてトランプ大統領になってから、どういった国政運営がなされるでしょうか?

おそらく「イスラム教徒入国禁止」や「メキシコとの国境に壁」などという非現実的な公約は難しいと思います。

現実の国政運営の中では難しいはずです。

 

そうなるとやはり見えてくるのが「TPP反対」や「駐留米軍への負担増」などが現実的であります。

またトランプ大統領になった来年1月20日以降に、中国は尖閣諸島への干渉を試してみるでしょう。

アメリカの出方を見るからです。

 

日本は、今までと少し違うスタンスでアメリカもしくは日本を見ていかないといけないと思います。

 

アメリカ大統領選挙

 

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他国の話になりますが、アメリカの大統領選挙が現地11月8日に投開票されます。

ご存知のように、共和党トランプ候補、民主党ヒラリー候補の事実上一騎打ちですが、近年まれに見る「嫌われ者同士」の選挙と言われています。

トランプ候補が嫌われる部分は、よく分かります。

かなり暴言も激しく、発言が極端なところがやはり受け付けない部分はあるでしょう。

しかしなぜヒラリー候補がここまで嫌われているのでしょうか?

やはり、夫クリントン大統領のファーストレディのころから、その高慢で不遜な態度があからさまに有権者に見え隠れしているところが多いのかもしれません。

もちろん実質的に、彼女の「負の側面」である、金満的でしがらみの多い体質を毛嫌いしている人もかなり多そうです。

 

しかし超大国のアメリカ大統領は、世界各国に与える影響も大きいです。

その中で、どちらの候補もその支持理由が「対立候補に大統領になってほしくないから」という所に、悲しさが見えます。

正直言って「人材難」というしかないでしょう。

 

アメリカ大統領というのは「アメリカ元首」であり、アメリカの代表です。

「消去法でしか投票できない」という現実は、アメリカ国民にとって不幸でしかありません。

どちらにせよ、明後日には多勢が分かるはずです。

アメリカ国民がどういった選択をするのか、しっかり見ておきましょう。

 

10万年間、掘削を制限する放射性廃棄物

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昨日、原子力規制委員会が、「原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針」を決定しました。

それによると「地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する」との事です。

福島の事故以来、個人的には一貫して原発反対なのですが、上記のような管理が本当に人類に可能のか、理解に苦しみます。

「原発のコストは安い」や「原発をストップさせてしまうと産業に影響が」など話されますが、結局一度でもこのような事故が起こってしまったら、既存のエネルギー生成方法に比べ、収束させるのにはよっぽどのコストがかかっているのではないでしょうか?

さらに廃棄物に関しての負の遺産。

今回「10万年」という途方もない数字が出ましたが、歴史でいうと「ネアンデルタール人」の時代です。

それくらいの長さ、一体どのような管理をしていくのでしょう?

 

原発推進の方々には、そういう所からみた見地というのも一度お伺いしたいところです。

 

 

一家庭一新聞の現実の中で情報偏重を来す?

 

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2016年6月3日

安倍首相が「消費税増税先送り」を決定してから、いくつかの新聞およびメディアを見ました。

面白いことに、やはりメディアの論調は「正反対」のものが多いです。

方や「消費税増税回避は現在の経済状況を考えると好感」という論調もあり、方や「消費税増税回避は将来の債務増大を増長させる」という意見。

双方に、「海外メディアの報道は?」を出し、あたかも「世界がこのように見ている」という論調を作り上げています。

 

最近「若い世代は、新聞を取らない」と言います。

新聞拡張員も、そのような家庭に拡張するときに「インターネットでは欲しい情報だけ選択され、まんべんなく意見を取れませんし、知る世界が狭くなります」というのが常套句になっています。

またテレビで評論家も同様なことを言っています。

しかし一方で、現実世界で「一家庭に一新聞」という状況の中では、このような「情報偏重」をきたす新聞というものも大きな問題であるように感じています。

朝起きて「安倍首相の増税回避に世界が困惑」という見出しと「安倍首相の増税回避に安どの声」という見出し。

家庭に依って、見る情報がまったく違うというのは「インターネットなどの新情報網」でまんべんなく意見を取る物に比べたらよっぽど危険な感覚がします。

「新聞」という文化を否定するものではありません。

ただ見る側が、「自らの得ている情報はどのようなバックグラウンドに基づいて流れているか?」を見極めながら種々選択をしていかなければ、新聞拡張員の「知る世界が狭くなります」という言葉が、新聞の方に返ってくるのかもしれません。

エアフォースワンが中部空港に

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2016年5月26日

伊勢志摩サミットに向けて、昨晩と今朝にかけてG7首脳が続々と伊勢志摩・賢島に集まってきています。

昨晩はアメリカのオバマ大統領が大統領専用機「エア・フォースワン」に乗って中部空港へ、その後アメリカ海兵隊所管の「マリーン・ワン」というヘリコプターで会場へ向かいました。

さて、大統領専用機である「エア・フォースワン」

昔、興味があってそれを特集した番組を見たことがありますが、さすが世界の超大国首脳の飛行機なだけにすごい設備を持ったものだと知りました。

まず、「ジャンボ機」であるだけで、かなりの燃費を食う機体であるにも関わららず、通常2機での飛行になります。

これは一体が予備機になっていて、本体の故障や不具合にかかわらず、どちらに大統領は乗っているかが分からないようになっています。

また機体は毎回飛行後に「手作業」での磨き上げだけでなく、細微にわたるまでのチェック。

燃料は国内、海外問わず決められた業者から納入され、通常燃料とは別に保管、さらに抜き打ちチェックも行われ、封印。

機内食も海外での材料調達は禁止で、すべての食材をあらかじめ機内に乗せておく、との事です。

機内もすごい設備です。

大統領執務室はもちろん、通信室から世界中に通信が可能、また会議室も備え、手術室まであります。

大統領が訪問前には、国内海外に関わらずスタッフが乗り込み、到着場所から方法、時間までを綿密に話し合い、万全のセキュリティーをしいています。

 

このような盤石性があってこその「エアフォースワン」なのかもしれません。

現在は中部空港に駐機中です。

空を見上げれば明日にでもエアフォースワンがどこかでみえるかもしれません。

 

googleに支配される日

ダウンロード

2016年5月24日

最近Gメールの便利さが如実にありがたく感じています。

すべての端末に同期でき、また設定次第ではドメイン関係なく、メールの送受信ができます。

それゆえに、一つの端末が故障や紛失があれど、別の端末にて継続したメールのやり取りが可能です。

そして無料。

グーグルフォトも便利です。

アプリをスマートフォンに入れておけば、写真をとったものが自動的にクラウドに保管され、また整理されます。

そしてグーグルマップ

初めて行く場所でも迷わないのは、このソフトのおかげです。

車に乗っていなくても、歩いてナビが使えます。

それらのサービスは全て無料です。

 

昔、グーグルマップやストリートビューが出た時には、便利で楽しい機能だったにもかかわらず、そのビジネスモデルが全く分かりませんでした。

しかしスマートフォン時代になり、その必要性が如実に出ています。

 

さて無料、無料、無料のGoogleサービス

しかし忘れてはいけないのが、我々がGoogleに提供しているのは、「生活行動のすべて」です。

googleで検索した店、ストリートビューで見たお店、Gメールでやり取りした内容、すべてgoogleが記録しています。

検索するたび、メールやり取りするたび、カレンダーに記入するたび、写真を撮るたび、毎日毎日情報を集めているわけです。

これは「便利」と「恐怖」の表裏一体のサービスです。

 

個人的にはgoogleに支配されてしまっていますが、このような情報取集方法はgoogleだけではありません。

Facebookにしろ、LINEにしろ、twitterにしろ、全てです。

個人情報保護法も関係なく、もう情報はすべて外部に筒抜けだという事を忘れてはいけません。

あなたに合った情報を提供します」という耳障りの良い言葉の裏で、日々積み重ねられていく我々の情報。

それをしっかり認識しなければなりません。

 

 

アメリカ大統領の机の話

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2016年5月12日

リゾルート・デスク

と聞いて、ピンとした方はほとんどいないと思います。

しかしそれが「アメリカ大統領の机」、と聞くと少し興味が出る人も多いのではないでしょうか?

現在、アメリカ大統領予備選の最中ですが、ひとたび大統領に指名されるとその権力は強大であり、またアメリカの「元首」として非常に尊敬されます。

大統領執務室は、通称「オーバル(楕円の)オフィス」と呼ばれますが、カーペットを含めその調度品は大統領が交代するたびに、その大統領が自分に合うように「模様替え」をします。

もちろん「大統領の机」も同様です。

しかしここ数代の大統領、クリントン、ブッシュ、オバマと連続して選ばれているのが「リゾルート・デスク」と呼ばれる机です。

もともとは、1880年にイギリスのビクトリア女王からアメリカ第19代大統領ラザフォード・ヘイズ大統領に送られた机であり、「リゾルート」という名前はイギリス王室海軍の船の名前、その木材から作られた机だそうです。

ヘイズ大統領も、これを「大統領執務室の机」として使ったわけでなく、ビクトリア女王から送られて以降、ホワイトハウスのいろいろなところで使われていたそうです。

その後、太平洋戦争で日本相手に大半の戦いの指揮をしたフランクリン・ルーズベルト大統領がその机に「大統領の紋章付きドア」を付けさせ、初めて大統領執務室のいわゆる「大統領の机」となったのがケネディ大統領からだとの事です。

ケネディ大統領は、妻のジャクリーン・ケネディ女史に薦められて使用しはじめ、その後はカーター、レーガン、クリントン、ブッシュ、オバマと5代の大統領の机として使用されてきました。

この机の有名な写真に、ケネディ大統領執務中に、息子のケネディ・ジュニアがドアを開け顔を出しているものがあります。

jfkovaloffice3アメリカ大統領は、時にこの机から直接国民に声をかける場合があります。

時に「時代を象徴する机」なのかもしれません。

 

こういう話を聞くと、一度は腰かけてみたいような机ですが、もちろん一般市民にとって「大統領執務室の机」など間近に見る機会などありません。

しかし、大統領は退位後、そのほとんどの場合、自分の功績を残すために地元に「大統領図書館」というものを作ります。

今のところ、少なくとも5人の大統領図書館に、この机のレプリカが展示してあるそうです。

アメリカを訪問する際には、一般の観光名所だけでなく、このような歴史を彩った机を見るために「大統領図書館」に足を運ぶのもいいかもしれません。

 

自動運転システムが自動車事故減少のカギ!?

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2016年5月9日

先日、神戸の繁華街で通行中の人波にブレーキをかけずに乗用車が突っ込み、重傷者を出した事故のニュースを知りました。

この事故を基に思い返したのが「車の自動運転システム」の事です。

実は、以前よりこの「自動運転システム」に関して、少々懐疑的でした。

「何をメリットにするのだろう、また機械である以上、エラーは出ないのであろうか?」

などを危惧していました。

 

しかし、今回の事故や、乱発する高齢運転者がかかわる事故を考えると、この「自動運転システム」と言うのは「事故減少」を考えるためには極めて重要なシステムかもしれないと考えてきました。

高齢を迎える「人のエラー」に比べ、しっかりしたメンテナンスを行うのであれば「機械のエラー」の方が、現在では少ないのかもしれません。

首都圏を除けば、まだまだ「車の必要性」は高いと思います。

その上で、この技術がさらに進化していくことを、最近は望んでいます。

アメリカの大統領選挙も佳境に

U.S. Republican

2016年5月6日

ゴールデンウィーク中日になります。

それとは関係ないですが、アメリカ大統領選挙の話。

共和党の予備選で、当初「泡沫候補」と呼ばれていたトランプ氏がほぼ指名を確実にしました。

「泡沫候補」というのは、文字通り「話題先行の、受かる確率の低い候補者」というところです。

今回の共和党の別の候補も、おそらくトランプ氏の快進撃に対して、さほど脅威に思っていなかったでしょう。

私自身、ここまで舌禍を繰り返すトランプ氏がまさか共和党の指名を取るなんて思ってもみませんでした。

 

おそらく民主党は「ヒラリー女史」が勝ち上がってくると思われますので、最終決戦はヒラリーVSトランプという思ってもみなかった対決が見えてきます。

しかしこの状況をみると、「アメリカも人材不足なんだな」というのを感じさせられます。

日本の選挙と違い、アメリカの大統領選挙に関しては、その予備選から全米の注目をあび、さらに各州で選挙日が違う事から、「長い間選挙を行うことによって、候補者の人となりが如実になり、それなりに洗練されてくる」というのがその特徴です。

しかし今回のトランプ氏の躍進の他にも、前大統領ブッシュ氏の当選、今回のヒラリー・クリントン女史の民主党候補擁立などを見ていると、「こんな候補しかいなかったの?」と思わずにいられません。

日本でも選挙に当選するためには「ジバン(後援会)・カンバン(知名度)・カバン(資金)」の3バンが必要と言われます。

残念ながら日本の政治家も「世襲」が多いのが、この3バンを持ち合わせている事が大きな理由です。

また「カンバン(知名度)だけが飛びぬけている候補」、これは日本の参議院選挙における「タレント候補」に近いものでしょう。

議院内閣制でないアメリカといえど、「出馬」に関しては、どうしてもこういった「要素」を兼ね備えた人物でない限り、政治の世界には足を踏み入れることができないのでしょうね。

今後インターネットメディアの発達とともに、こういった傾向が如実になると思うこの頃です。

 

 

「投機」と「投資」の違い

Taro Aso, Japan's

Taro Aso, Japan’s

2016年5月2日

麻生財務大臣が、ここ2日ほどで円高が対ドル5円高ほどすすんだこと受けて「きわめて投機的な動きを感じるので、それに対応する準備はできている」という「円売り介入示唆」しました。

もちろん市場に円が増えてこれば、円の価値が下がるので「円安」に進みます。

今日はここで気になる言葉、「投機的な動き」というところに注目したいと思います。

この「投機」と同様に聞こえる言葉に「投資」という言葉があります。

この2つを比較すると明確な違いがあります。

「投機」はギャンブルに近いもの、「投資」は言うまでもなく資本を投げる意味です。

株式投資で考えると一番よくわかるかもしれません。

 

株=ギャンブル」と考えられる方が多いと思いますが、実は株の売り買いで最も多くされている取引は「投資」になります。

「株式投資で儲けを得る」というのは「安い時に買って、高い時に売る」というのが大前提ですが、現在市場で売買されている会社の株をじっくり精査していくと「会社の価値に比べて著しく安い株もある」という事です。

それは株の価値を見る「ファンダメンタル分析」という数学的分析もすでに出ており、長いスパンで株式投資をする人はこの指標を基にする人も多いです。

長いスパンで考えれば。短期間での多少の上下はあろうが、この会社の株の価値は上がっていく、というのが本来の株式「投資」の方法であり、株式会社の誕生理由の本来の形であります。

次に「投機」ですが、例えば「かならずこの会社の株は上がっていく」という会社の株でも、短期的に見れば常時上がったり下がったりします。

これを見ながら取引を行うものを「投機的」と言います。

所謂「デイトレード」「スイングトレード」というものですね。

これにも「大まかな指標」というのがありますが、長期的な取引と比べ確実なものはありません。

 

今回、麻生財務大臣が「この急激な円安の動きは、誰かがギャンブル的な動きを見せているのだろう」という考えを基に発した言葉です。

財務大臣が市場に流れる円の流通量を操作して、市場をコントロールするのは大きな役割の一つ。

現在朝9時ですが、市場はまだ反応を示していません。

もしかしたら「口先介入」かもしれませんが、個人的には「円高歓迎派」です。

 

三菱自動車の燃費偽装問題

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2016年4月27日

三菱自動車が「燃費偽装問題」で揺れています。

一般庶民にとって、車を購入する際の重要な要素である「燃費

トヨタのプリウスや、その他のハイブリッド車がこれだけ普及しているのは決して購入者の「環境意識」の問題でなく、その「燃費の良さ」が注目されている結果でしょう。

それを製造販売元である三菱自動車本体が「偽装」されていては、購入者も何も言葉も出ません。

現在は、計4車種62万台という声を聴いていますが、すべて補償していたらおそらく三菱自動車は傾くでしょう。

しかし本来ならばすべて購入者への補償というのは必須事項だと思われます。

早速今朝、過去10年指揮をとった「益子会長」の辞任が発表されました。

今後も、長引きそうな問題です。

一般消費者としては注視していかなければいけない問題でしょう。

 

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