災害と略奪

200px-tsunami2先週末に南米チリで発生した大地震による津波被害が、遠く日本にもさまざまな影響を及ぼしたそうです。

日本では大きな被害はなかったようですが、現地チリでは時間が過ぎるにつれて被害が明確になっています。

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さて、先日のハイチでの大地震の際もそうなんですが、このような災害時に聞きたくないニュースが「火事場泥棒」といわれる「略奪」です。

悲しいかな、このような災害が起きると、地元のスーパーなどを襲い、さまざまなものが略奪されていく姿も見ます。

ハイチもそう、今回のチリでもそうでした。

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阪神大震災の時には、さすがに日本人の民度というのでしょうか、こういった声はほとんど聞かず、逆に一般のボランティアを含めた善意の行動が多くを占めたと思います。

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しかし今回のハイチ、チリでは多くの略奪に頭を痛めているようです。

略奪をする人の言い分としては「子供たちの食料のためにはやむを得ないんだ、分かって欲しい」などの声を上げるんですが、それを言いながら、もって行くのは洗濯機など、急場のものとは考えられないようなものも・・・。

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善意の支援もしたいんですが、こういった行為が見え隠れすると、その善意の気持ちもなえてしまうのが人の性です。

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はたして人間は生まれながらに良い心を持って生まれてきたのでしょうか?

それとも悪い心を持って生まれてきたのでしょうか?

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悩むところです。