断食とオリンピック

250px-15-11-05_101_monument本日のヤフーニュースに「イスラム教徒選手、断食かメダルか?」という記事が掲載されていました。

現在、イスラム諸国は1ヵ月におよぶ断食月に入っています。

日本では馴染みが無いため誤解されますが、断食といえども食事や水分を経つのはお日様が照っている間

夜の内に食事をする事ができるのです。

しかしオリンピック選手と言うと、さすがに夜の食事だけではままならない事もあるでしょう。

たとえばマラソン選手などは走っている最中にもバナナで栄養補給をし、水分も補給もしているのを見た事はあるでしょう。

ではイスラム教徒は今回の場合どうするのか?

もちろんイスラム諸国には厳格な国と、おおらかな国があると思いますが、比較的おおらかな国であるバングラデシュ弊社子会社S.K.LINX(Bangladesh)LTDの従業員に聞いてみたところ

もちろん食事は摂って良いと思います。 それが例えばカードゲームやチェスのような試合であれば話は別ですが、運動競技の場合は許されると思います。」

という事です。

たしかにイスラム諸国でも断食に関しては「肉体労働者や妊婦、病気のものや子供などは断食をしなくても良い」とあります。

意外とそういう所は柔軟な考えなのでしょう。

今回もそのうちの「肉体労働者」とは言えませんが、それに近い解釈で良いと思われます。

厳格な宗教家は、それでも「断食をするべきだ」という方もいますが、私の感覚だとどちらかというと「少数派」

みんなが「お国の為に頑張ってくれ!」という意見が多そうです。

税収と社会保障費

125px-flag_of_greecesvg ながらく言われてきたギリシャの債権不履行、いわゆるデフォルトが現実味を帯びてきました。

ユーロ通貨を共有するヨーロッパ諸国は、ギリシャの債権不履行を回避することに必死ですが、万全尽くした感もあります。

なぜギリシャがこのような状況に陥ったのか?

やはり多く言われているように、「税収に対しての社会保障が厚すぎる」という事です。

ギリシャ国民は幸せかもしれません。

しかし現実のギリシャの国庫は、湯水のように垂れ流す社会保障費による支出で火の車

ユーロ通貨圏諸国に隠していた内部事情も明るみに出たとたん、「とんでもない状況に陥っていた」ことが判明しました。

さて翻って日本。

日本は「生活保護」という名前の「最後のセーフティネット」が存在します。

これは良い事だと思いますが、先般の芸能人の問題で浮上した「本当に生活保護をもらわなければ苦しかったのか?」というような現象まで起きています。

安易な生活保護への依存が、現在の税収に対する生活保護費のとんでもない支出パーセンテージに表れています。

「コンクリートから人へ」

と高らかに宣言しスタートした民主党政権。

いきなり一年目から、公約した社会保障費をカバーする為の国債発行が巨額に膨れ上がったのはまだつい最近の事です。

日本の経済の底は意外と力強いと考えていますが、このような状況に甘えていると、いつかギリシャのような国に陥るような気がして堪りません。

民主党政権はそれを打破するために「消費税増税」という「税収をあげる事」を優先しました。

しっかり支出を締めてくれないと、国民の賛同は得られません。

マルチ・スズキ社の暴動

index1先日インドのマルチ・スズキ社で暴動がありました。

マルチ・スズキ社というと、日本でもおなじみのスズキ自動車のインド子会社です。

スズキ自動車はハンガリーやインドなどの新興国にいち早く目を付け進出し、現在の売り上げはインドから3割得ていると言う事です。

私もインドへいった事がありますが、それはもう日本の光景のようにスズキの車が走っている、という印象でした。

そのマルチ・スズキ社での暴動、最初は「従業員の賃上げ要求」かと単純に思いました。

「賃上げ要求」でこんな事が? と思われるかもしれませんが、意外と新興国ではこのような「強烈な賃上げ要求」というのは起こる可能性もあり、私もそれを想像していました。

しかし記事を良く見ていくと今回の暴動はインド特有の「差別制度」にあるようです。

インドでは廃止されているはずの「カースト制度」ですが、文化的にはまだ根付いている部分があります。

詳しい事は分かりませんが、今回の暴動の発端はこの廃止されたはずの「カースト制度」にあるようです。

そうなって来るとこの問題はインド特有の問題であり、なかなか他の国の人では理解できない部分もあります。

もちろんスズキ社は、インド進出のパイオニアのため、こう言ったインド特有の問題も把握しきっていたのでしょう

その把握しきっているインド文化の中での暴動。

旧カースト制度での中での問題となると、収束に向けては意外と難しいかじ取りになるのかもしれません。

バングラデシュに子会社設立

2012-05-14-162459三敬鋼機㈱はバングラデシュ人民共和国に非連結子会社「S.K.LINX(Bangladesh)LTD」を立ち上げました

バングラデシュ人民共和国は北海道の1.7倍ほどの面積に、日本を超える1億6000万人規模の人口が住むメガシティです。

日本では知名度の低さからさほど注目されていませんでしたが、昨今の「次の中国はどこか?」という話題に必ず名前が挙がる国です。

三敬鋼機㈱はいち早くこの国に注目し、バングラデシュ中央政府とも強い繋がりを作ってきました(写真は弊社社長とバングラデシュ工業省ディリップ・ボロワ大臣)。

三敬鋼機㈱はS.K.LINX(Bangladesh)LTDを通じバングラデシュへ様々な建設資材・機械の輸出販売を開始し、加えて建設関連にこだわらずバングラデシュ国に対する日本企業の様々な商品の輸出入希望、さらにはコンサルタント要望も汲み取る予定でいます。

S.K.LINX(Bangladesh)LTDには駐在員事務所を置き、バングラデシュとの連絡が円滑に行われています。

ぜひバングラデシュビジネスに関しての様々な質問、要望は三敬鋼機本社までお願い致します。

【お問い合わせ】

info@sankei-kouki.co.jp

電話 0532-38-5611

ソーシャルゲーム関連企業の株がストップ安

f昨日は横浜DeNAベイスターズの「アツいぜ!チケット」返金要求について記事を書きましたが、同日にDeNAが運営する「モバゲー」や「グリー」などのソーシャルゲーム関連企業の株がストップ安になった事について書こうと思います。

このストップ安の原因は「ソーシャルゲームの大きな収益源である課金システムが違法の可能性がある」という情報が市場に流れたからと言われています。

この課金システムを大まかに説明すると「無料で始めたゲームであるが、ゲームを進めていく途中に課金をする事によって得られるアイテムがあり、それを得る事でゲームを優位に進める事ができる。ただしそのアイテムを得なくても、それなりにゲームを楽しむ事ができる」というモノです。

キモになるのが、「その課金システムを利用してアイテムを得るか得ないかは、消費者が選択できる」という事です。

ゲームというものは進めば進めるほど、また嵌れば嵌るほど優位にすすめたくなる消費者の欲求を上手くとらえています。

またゲームの入口が「無料」であるためゲームへの参加がしやすく、例えば小学生や中学生などが知識なく気軽に始めてしまい、保護者に内緒で高額な課金をしてしまう、というのが問題になっています。

聞くところによると、ソーシャルゲーム会社の収益の大半がこのような課金システムだと言う事です。

私個人的な意見ですが二通りあります。

それが指定したアイテムを購入できる普通の課金システムであれば、合法である。

ただしそのアイテムを富くじ式(どれが出るか分かりませんよ?)にすると、それはギャンブルであり、現行法では違法である。

と言うモノです。

ほんとうにこのような消費者心理をついたビジネスを考えだす事には頭が下がります。

ただしモラルあるビジネスをしないと、いくら利益を得ようと企業の社会的な尊敬は得られないと思います

DeNAへの返金要求

25_004506thumbnailプロ野球の横浜DeNAベイスターズが「アツいぜ!チケット」という商品を5月1日から6日限定で4000円で販売したそうです。

これは観客の満足度に応じて、試合に負ければ全額、試合に勝っても半額まで返金できるというチケット。

もちろん満足すればチケットの返金は求めなくても良いのですが。

さすが流行の先端をいくIT企業。

従来の商品とは一線を画したチケット商品なので注目していましたが、今回球団初の3連勝したにもかかわらず返金要求するファンが続出したそうです。

それまでの連敗中に対しての返金要求はまだしも、3連勝に関しての返金要求はどうしてでしょうか?

ニュースでのコメントを見ると「まだまだ満足していない」や「以前の連敗があったから」などの理由での返金要求の声が聞けました。

私個人的な意見で言うと、日本人の民度はここまで低下したのか・・・と悲しくなってきてしまいます。

あくまで個人的な想像の上でですが、これらの返金要求をしたファンは、もともとどんな結果であれ返金要求をしていたんではないか?と思われます。

理由はこじつけであって。

DeNA側でももう少しファンの性善な心に期待しての販売だと思いましたが、だんだんと日本人の心は性善説を唱えられるほどのモノではなくなってきたのだと感じました。

多少の不満はあろうとも連勝し、さらに試合自体も見れた訳です。

この結果について「不満足」というのは少しおかしいように思えます。

以前、デパート西友が牛肉の表記偽装をし「購入された方にはレシートがなくても返金します」としたところ、販売金額の何倍かの返金要求客が訪れた事がありました。

もちろん偽装表示に関しては怒りはありますが、それにたいする返金要求客の何人かは「買った事もないのに、返金を要求する」という考えられない人間です。

このニュースほどではないですが、今回の返金要求客にはその時と同じような「残念な気持ち」が生まれていました。

こういう案件はいつでも起こり得る可能性がありますが、私の周りにはそういう輩が存在しない事だけはせめてもの救いです。

ナポリタンがナポリに到着

8d63e391日本でも庶民的なスパゲティの1種であるナポリタンが、本場ナポリに逆上陸したようです。

逆上陸・・・実はナポリタンは終戦直後に横浜山下町のニューグランドホテルが開発したメニューらしく、フランス料理でトマト味のものを「ナポリ風」と呼ぶことから、同じようなトマト風味付けのスパゲティを「ナポリタン」と名付けたようです。

ナポリタンで街おこしをしようと考えた2009年設立の横浜の「日本ナポリタン学会」がイタリアで行われたアニメのイベント会場で出展し、好評を得たようです。

最近見かけなくなりましたが、このナポリタン。

喫茶店での定番メニューだったように思います。

こう言った現地の方の知らない名前の食べモノ、たとえば「天津飯」や「天津甘栗」もそうですよね。

なぜか「中国・天津」が続くのが気になりますが。

どちらにしてもおいしいモノは世界共通。

このような楽しい趣向も、良いですね。

語学力を伸ばすことも生き残る道

bゴールデンウィークに突入するとともに、対ドル為替が1ドル80円を切るという状況が見えました。

この為替が影響してか、日経平均株価も9350円台を推移しています。

加工輸出がメインの日本企業にとって、円高が経済に与える影響は大きいのはもちろんですが、やはりここで見られるのは「市場では円の価値が他国の貨幣に比べてまだ強固である。」という事です。

結局、政府の借金が1000兆円に迫ろうが、その債権者は銀行や郵貯などを通じた日本国民が大半であり、市場はその事を知っているのでしょう。

ギリシャやスペイン、アメリカのように債権を他国に握られると辛いところですが、今のところ日本にはそれがない。

そこに市場原理が働いて、総体的に対ドル日本円が高いままで保たれているのでしょう。

ではそれがデメリットだけかと言ったらそうではないと思います。

経営的に言うと、空前の海外進出、海外の会社買収の好機に当たります。

そこを上手く切り抜けている企業も多いかと思います。

しかしながら一番の問題は「若い男性の海外留学志向が少ない」という事です。

もう日本はグローバル市場の中に入っています。

就職だけでも、競争相手は日本人だけでなくなってきます

これからはより語学力が必要となる世の中になるでしょう。

ご飯を手で食べると言う事。

vijitha-spicesnaromaバングラデシュでの食生活で最も印象的なのが「手で食べる文化」です。

南アジアのインド・スリランカ・ネパールなどでも多い「手食」ですが、やはり外国人には敬遠される事も多いようです。

理由はやはり「原始的だから

たしかにそうかもしれません。

しかしバングラデシュやインドのレストランで食べる時に「スプーンを下さい」「フォークを下さい」というと、かなりの確率であっさりと出てきます

という事は、そのようなモノは用意されている。

ではなぜ、用意されているのに「手で食べるのか?」

これについてバングラデシュ人の答えは「それの方がおいしいから

という返答が多いです。

せっかくの食材を「銀や鉄の味と共に食べたくない」という感想が多いです。

また、それとともにまだまだ骨の多い「鶏肉」や「魚」などを食するとき、諸外国のような「骨抜き食材」が多くないため、結局は「手で食べたほうが便利である」ということも大きいです。

私も最初は躊躇していた「手食」

自宅では「箸」や「スプーン」を日本のように使いますが、現地スタッフとの外食の場合は「手食」をする事も多くなりました。

その方が現地スタッフも喜びますし、周りのバングラデシュ人も「自分たちの文化を受け入れてくれている」という好意的な目で見てきます。

郷に入り手は郷に従え」という言葉がありますが、ぜひ現地に来たら「手食」にも挑戦してみて下さい。

もちろん食事前の「手洗い」はしっかりお願いします。

バングラデシュの建築

dscn1498バングラデシュの建築は、日本の耐震基準を考えるとかなりお粗末なものです。

大体の建築過程を見ますと、

  1. 基礎を作る
  2. 柱用の鉄筋を建てる
  3. 鉄筋にコンクリートを巻き付け、柱をつくる
  4. 竹などを床に立てて支えにして、さらに上部に天井・床を作る
  5. これを繰り返し、最上段まで上げる。
  6. 壁部分は地道にレンガを積み上げて作っていく
  7. レンガで構成された壁にコンクリートを塗り、壁の完成
  8. 仕上げ

以上がだいたいの行程です。

建築に詳しくない方は分かりにくいかもしれませんが、写真は「5」が終わり、今から「6」の段階に入るところです。

・・・という事は、壁の部分は「ただレンガが積み上げられているだけ」であって、極端に言えばハンマーでたたけばぽっかり穴があいてしまう、という事です。

これでもし大きな地震が来れば、なにが不安かと言うと「積み上げられたレンガがどんどん下に落ちてくる」という状況が考えられます。

バングラデシュは決して地震が多い国ではありません。

ただ、ここまで耐震強度が弱いと、小さな地震でも屋外に避難した方が良い状況があります。

日本は正直、耐震強度に優れた住宅がおおいですが、一歩外に出たらそこは日本ではない事は肝に銘じなければいけません。

鳩山元総理のイラン訪問

photo_1333955740812-1-01鳩山元総理のイラン訪問の件ですが、せんじつ政府および野党の反対を押し切って強行されました。

いまやかつての社会党や共産党のような「ただの反対勢力」と化している自民党が反対するのはもちろんですが、味方であるべき政府もこの行動には反対意見だったという所がすごいところです。

しかし、それを強行する鳩山元総理の「鉄の意志」は皮肉に聞こえるところなのかもしれません。

鳩山元総理は、この訪問に対して自らは「あまり強い意味ととらえていない」という類の発言をされていましたが、世界の目は違います。

こちらバングラデシュの新聞でも写真付きで「日本の元総理がイランを訪問」と大々的とは言わずとも、しっかり掲載されていました。

イランとしては、自らの行いに対する「正統性を主張して世界世論を味方につけたい」というのが今回の鳩山元総理への招待ですが、それにホイホイ乗ってしまうのがこの方のすごいところです。

いくら一議員とはいえ日本と言う先進国の元総理、このイラン訪問に関しては「日本はイランの行動に理解を示している」という表現がこちらでもされています。

ここでイラン制裁を強めるアメリカの同盟国である日本の元総理の、この行動に関して苦虫をかむのは当然の事です。

正直私は、「アメリカの覇権正義こそ正解」と考える「パックス・アメリカーナ思想」には疑問を感じますが、かといっても現実的には日本の同盟国はアメリカなわけです。

現実的にアメリカの「核の傘」に守られている日本は否応なしにアメリカの大前提にそわなければいけない部分もあると思われます。

それを承知の上での鳩山氏の今回の行動、「まぁ、あの人だからしょうがない」という楽観論も日本人だけの感情だという事を忘れないで頂きたいものです。

足場レンタル屋の責務

2_20120320k0000m040025002cニュースによると昨日は悲しい事故がありました。

埼玉県東松山市の工事現場で、建物の外壁補修工事に使用していた足場が倒れ幼稚園男児2人に死傷者が出た、というものです。

おなじように足場を扱っている私どもとしては決して対岸の火事ではない話です。

足場」と言うものは、工事現場作業員の安全を第一に考えて作られたもの

それが一般住民に危害を与えてしまうのは、かなり大変な状態です。

通常、外壁に設置する足場は「壁つなぎ」という「壁」と「足場」を繋ぐもので固定し、外側に倒れないようにします。

もう一つはローリングタワーと呼ばれる、独立性の高いモノですが、この場合も最下部に「アウトリガー」と呼ばれる支えを使用して倒れないように調整します。

今回の事故の写真を確認すると「アウトリガー」は確認できず、壁付けの足場なのかもしれませんが「マンションの壁に固定されていなかった」という状況のようです。

これで「10mほどの高さまで足場を組む」というのはまさに「倒れて下さい」というもの。

通常、弊社のような足場レンタル会社は施工を管理する事はありませんが、一つの工事物件すべてにかかわる足場の出荷を受注した場合、今回の「壁つなぎ」のような「必ず必要なモノが発注されてこない場合、○○の部品が発注されてませんが、大丈夫ですか?」とお伺いを立てる事ができます。

しかし、その一方で「お客様が足場を所有しているが、その足らない分を借りに来る」場合もあります。

この場合なかなか「○○の部品が足りないのですが、大丈夫ですか?」という声がかけにくいものです。

足場レンタル屋にとって最も重要な事は、出荷する商品の品質管理です。

しかし、施工にかんしてはどうしても現場作業員の方へまかせる事なので把握しにくい事も確かにあります。

しかしながら、このような事故が起こる一端を担う責任を感じ、我々もお客様への「足場使用に関しての注意喚起」をよりしていかなければいけないと心に強く思う事故でした。

バングラデシュでも祈り

BANGLADESH/バングラデシュは日本での知名度の低さにもかかわらず、かなりの「親日国」です。

日本は昨日で震災よりより1年が経過しました。

様々な所で、この1年への思いが祈られていた事でしょう。

海を渡り、ここバングラデシュでも日本の震災に対しての鎮魂の祈りがあった事を知ってほしいです。

震災の前日の10日に、ダッカの最高学府ダッカ大学に市民が集まり、日本の震災被害者への鎮魂と復興への願いが祈られました。

ご存知のようにバングラデシュはアジアでも最貧国の一つです。

しかしこの国でも震災時には彼らなりの精一杯の募金が集められ日本に送られました。

日本人の海外支援は時として「ODAの使い過ぎ」「どうしてこんな所にお金を送るの?」などの様々な議論があります。

もちろん「ODA利権の闇」というのは追及しなければなりませんが、そのODA利権により多くを搾取されたのちに分配されたお金を教授するバングラデシュをはじめとする発展途上国は、それでも親日の心が芽生えています。

遠く海の先でも日本のこころを尊敬してくれる国がある事を忘れないようにしましょう。

節電への心がけ

bangladesh-cricket-world-007ブログ始まって以来の大きなブランクをあけてしまいました。

実は、おとといまで少しの時間ですが日本に帰国していたため、なかなかブログを書く時間が無かったのですが、再びダッカの地に降り立ち、ブログを再開させて頂きます。

数日の日本滞在でしたが、やはり日本は食事がおいしい。

私も海外ではいろいろなところに行きましたが、日本ほど食事のバラエティに富んだ国はないように思えます。

ハワイ在住にも憧れますが、実際のハワイ在住者は「日本が恋しい」と言われる事も多いので、やはり故郷の日本が一番なのでしょう。

さてバングラデシュですが、気温はすでに30°

これから一番熱い季節が3月~5月と言われますので、気を引き締めたいところです。

気温の上昇と共に起こるのが「停電

そろそろ我が家も1日3回の「1時間停電」に備えなければいけません。

バングラデシュは北海道の2倍に満たない面積にも関わらず、日本以上の1億6000万人の人口。

原発ももっていないこの国では、エアコン消費や灌漑ポンプなどの利用で、夏季の電気消費量は跳ね上がります。

それゆえ、最近は日本でもおなじみの「計画停電」はこの国では当然のように行われます。

ただし日本のように「いつ停電するか」を知らせてくれるわけではありません。

それが分かれば、その地域はあらかじめ「ご飯を炊く」「充電しておく」などの事前準備をしてしまうため、それを避けるためにも「突然停電」が起こります。

ただし、我が家の場合ですが、そのだいたいが時間をまたぐ時。

「8時になるとき」や「12時になるとき」など、短針が時間をまたぐ時間から1時間ほどです。

その間は我慢の子。

家によっては「ジェネレーター(小型発電機)」や「IPS(充電型発電機)」を使い、その時間に少しでも電気が使えるように工夫します。

それゆえに家を選ぶときには「発電装置の有無」がバングラデシュでは大きな指標になりますが、もちろんその分、家賃も高額。

我が家のビルは「発電装置なし」なのですが、さすがに今年は「IPS(充電型発電機)」を購入しました。

5万円近い買い物ですが、家賃が安いため、月割で考えるとこのほうがベターと考えました。

「ジェネレーター」の方が発電能力が高いのですが、ガソリン駆動のためどうしてもガソリンの補充が面倒になってしまいます。

発電量は下がりますが、「電気が通っているときに充電し、停電時には自動的に補助電気に切り替わるIPS」の方が便利であり、今後引っ越しした場合にも、何かしらのバックアップに重宝すると思います。

バングラデシュはこのように「停電への備え」というのが必要ですが、後進国にとっては「停電は日常茶飯事」

それぞれができる範囲で「節電」をし、工夫を凝らして生きています。

史上まれにみる原発事故を起こした日から未だ1年立たず、われわれ日本人は「節電への心がけ」が少なくなっています。

のど元過ぎれば熱さを忘れる」のが人間の常ですが、早すぎるかもしれません。

それゆえに原発推進論者から「やっぱり原発は必要だ」という論議が出てしまうのだろうと思います。

日本人にかかわらず、「贅沢な暮しをした者が、生活水準を落とすのは不可能に近い」というのが身にしみる言葉ですね。

昨日は休日

220px-mohammed_receiving_revelation_from_the_angel_gabrielだいぶ更新が空いてしまいました。

まだバングラデシュにいます。

昨日2月5日は通常金曜日休みのイスラム社会ですが、祝日のため日曜もお休みでした。

金曜・土曜と政府機関がお休みの場合が多いので、結局3連休になったわけです。

さて今回の祝日、調べてみると「預言者の誕生日」ということらしいです。

イスラム社会の「預言者」とすると、もちろんムハンマド(マホメット)だろうと思ったんですが、どうやらイスラム教に「預言者」と言われる人は30人前後いるようで、不謹慎ながら昨日のお休みは「どの預言者の誕生日」なのか分からないまま明けてしまいました。

さて宗教観の薄い日本人であるが故に分かりにくい「預言者」という言葉。

予言者」とは違う字なのに注目して頂ければありがたいです。

「予言者」というのはノストラダムスの大予言でも有名になった「未来の事が分かる人」

対して「預言者」というのは読んで字のごとく「言葉を預かる者」という意味で、結局「神様の言葉を我々に分かりやすく伝達してくれる人」という意味です。

例えばユダヤ教・キリスト教・イスラム教には「神様は一人だけである」という一神教が基本ですが、たとえばユダヤ教にとって有名な預言者は「十戒」でおなじみのモーゼ、キリスト教ではもちろんイエス・キリスト、イスラム教ではマホメット(ムハンマド)であるのですね。

預言者は別ですが、信仰している神様は一人だけ。 同じ神様に対して信仰している訳です。

これがキリスト教とイスラム教が「兄弟」と言われる由縁なんですね。

日本人は誤解しがちですが、キリスト教で言えばイエス・キリストが「神様」になったわけでなく、「神様はイエス・キリストでなくて、別にいる」という訳です。

私もこちらに来てだいぶ分かってきたつもりですが、きわめて宗教観の薄い日本に生まれるとなかなか理解が難しい事ですね。

しかし「郷に入りては郷に従え

彼らの宗教観を尊重して暮らしていくのも、バングラデシュ生活の基本です。